収蔵品によるこまの歴史

〜ベーゴマの歴史〜

その1 江戸時代〜戦時中のべーごま
その2 戦後のべーごま・変わりべーごま
その3 新しいべーごま
その4 ベーブレードと類似品、模造品


その3 新しいべーごま

「新しい」という定義は難しいのですが、ここでは普及品でないオリジナルベイと、
昔ながらの黒光りした鋳造ベイではなく超合金のベイを紹介します。

超合金ベーゴマ

昭和50年代の初めに超合金と呼ばれる玩具が出現、フィギュアやロボットなどが作られ、ベーゴマにも利用されました。
最初は現代の金ピカのツルツルしたものではなくて、くすんだ灰色のものでした。

(写真28)は野球選手の背番号で、関西のメーカーなので掛布選手などの関西の選手を意識していますが、
背番号なのでひいきチームの誰にも当てはまるようにも考えられています。
同じ材質で、5個セットのウルトラマンベーゴマ(写真29)や、
誰でも回せるようにブンマシンと呼ばれる廻し機がついていて、
ひもでもどちらでも回せるように考案されたスーパーベーゴマ(写真30)が昭和55年にポピー社から発売されました。
全日本ベーゴマ協会承認と掘り込まれていますが、現在のベーゴマ協会とは違います。
種類は以下のものが日本独楽博物館にはありますが、他にあれば教えてください。
また、キャラクターによってちがう形が掘り込まれています。
一応、所蔵品のリストを載せておきます。

アクションセット(ベイ2個、ブンマシン付)
●ウルトラマン80シリーズ(タカベイ)
●デンジマンシリーズ(タカベイ)
●アニマルシリーズ(シリマル)
●ドラえもんシリーズ(サクラベイ)
スタンダードセット(ベイ4個つき)
●デンジマンシリーズ(タカベイ)
●ゴーディアン(タネベイ)


●(写真31)伝説巨人イデオン(ビート社 1980)イデオン・イデオンバスター

写真28 写真29 写真30 写真31


その後、ツルツルのバイゴマが出てきます。これには色付きのものもありました。
●(写真32)超合金 プロレスゴマ(アイドル社、色付き)
   アンドレ・ザ・ジャイアント、グレート・カブキ、ジプシージョー、ジャイアント馬場、ジャンボ鶴田、スタン・ハンセン、
   タイガージェットシン、タイガーマスク、ハルク・ホーガン、ビル・ロビンソン、ブルーザー・ブロディ、
   ミル・マスカラス、リック・ブレアー、Rウォリアーズ、などがあります。
●(写真32)ボクシングゴマ(色付き)
   モハメド・アリ、ジョージ・フォアマン
●(写真33)相撲ゴマ(色付き)
   北ノ海、貴ノ花、高見山、三重海、輪島
●(写真34)プロレス・ボクシング・相撲ゴマ(色なし)
   スタン・ハンセン、タイガージェットシン、ハルクホーガン、力道山、ジャイアント馬場、
   大鵬、高見山、北ノ海、若ノ花
●(写真34)野球・サッカー背番号ゴマ(色なし)
   野球…5、55   サッカー…5、6、7、11

写真32

写真33

写真34

 

●(ツルツルバイ)
(写真35)ベルのベイ(ベル玩具)
   マーク2種
   (写真36)ジャンケン3種
   (写真36)文字 鬼、火炎

写真35

写真36


最新オリジナルベイ

●(写真37)トトロベイ
●(写真38上)川口市観光協会…市章・市花、NTT…一種
●(写真38下)荒川
●(写真39)こち亀…こち亀、両津
●(写真40)NB(日本ベーゴマ協会公式ベーゴマ)

写真37

写真38

写真39

写真40

つづく(その4 ベーブレードと類似品、模造品へ)


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