インドネシア紀行

国際交流基金の要請で中部ジャワ島の震災支援のプロジェクトでおっちゃんとおばちゃんが3月17から24日までインドネシアのジョグジャカルタの幼稚園と小学校を訪問してきました。震災地訪問ということで、「子ども達の心のケアーを第一に(笑顔と声出し)」との想いで臨みました。おっちゃんも神戸・淡路地震で実家が全壊し、震災地を訪問した経験がありましたので、表面上は表情も明るく、元気に見えていても心の片隅に残っているストレスをいかに解消するかを心がけました。もちろん、日本の伝承遊びのいいところも伝えたいこともありましたが、いつも公演で見せていることにこだわらず、フレキシブルに対応しました。子ども達にとって見知らぬ、それも外国人が目の前に現れるのです。期待もあるでしょうが警戒心があるのは当然です。パフォーマンスを見る前からそのことを解消させなくては・・との想いで行動してみました。おっちゃんは平素から外国人も日本人も、男も女も、そして大人も子どもも言葉や宗教や生活習慣の違いはあれ、本来、人の想いや感情は同じだと信じています。また、遊びの持つ力は万国共通でそのことが伝えやすい要素も持っているとも思っています。加えて、せっかく見たのだから体験したくなっています。パフォーマンスを見てもらった後は体験をしてもらい、やってみることの楽しさや、出来たときの達成感で自信をつけてもらえるように体験時間を取っていただけるよう主催者側にお願いしました。また、帰国した後も現地で遊んでもらえるように持参した体験用の「こま」や「玉すだれ」「ディアボロ」を国際交流基金ジャカルタの方に託し、訪問した小学校や幼稚園に分配していただくよう依頼しました。また少しでも多くのインドネシアの子ども達とふれあいたくて、訪問した施設だけでなく、路上や公園、視察先、空港、食堂など人の集まるところはできるだけ子ども達の手にこまを乗せたり技を見せたりして交流を図りました。


(おっちゃんレポート1)

幼稚園・小学校での公演

地震から日が経っているにもかかわらず、まだまだ、瓦礫が残っていて、復興の足取りは重いようです。小学校を再建された、ジャカルタ.ジャパン.クラブ、現地で復興支援をされ幼稚園を建てられた、廣田緑さんの存在を知り、とても心強く思いました。今回、その小学校と幼稚園での公演ですが、最初に訪れた小学校では、鼓笛隊の歓迎を受けました。どこもそうでしたが、私たちが訪れた時には、すでに子ども達が待っている状態で、待ちくたびれないのか心配でしたが、おっちゃんが、ちょこ、ちょこと子ども達に絡んで行き、すっかり気持ちがほぐれたところでの、スタートでしたので、子供たちの笑顔、笑顔で楽しんでもらえたと思います。我々は、汗との戦いで、手から汗が吹き出す感じで、生まれて初めて、汗が目にしむ体験をいたしました。紐が汗でからんで、失敗もしましたが、みんなそんな事、お構いなしで、多いに楽しんでくれました。玉すだれでの「あっ、さて、さて」のかけ声は覚えやすいのか、お別れの時も、「あっ、さて、さて」と声をかけてくれました。今回の訪問で子供たちの笑顔が増え、復興へのバネになればと念じつつ、帰途につきました(おばちゃん)

 

  

  

  

各小学校ではまず先生に覚えてもらいました

  

この幼稚園の建設に力を入れた廣田みどりさん(くしくも名古屋市出身でした)

(おっちゃんレポート2)

タケコプター、大人気

宗教上、神が宿ると云われている頭にふれるのはご法度の国ですが、ドラえもんは海外でも有名。遊びとなれば大人もみんな許してくれました

タマンサリ遺跡にて

 

ガムラン演奏のあるレストランの象にも 

タマンサリ遺跡にて

 

(おっちゃんレポート3)
 

どこでもパフォーマンス

知ってもらうために、観光地やホテル、ショッピングセンター等、ありとあらゆる場所で披露し、ふれあいました

観光地で

  

レストランのお姉さん達と

 

世界遺産ポロプドゥールの前庭で 寺院より高くディアボロを

(おっちゃんレポート4)

残念ながらこま遊びは消滅?

周辺の島々に数ヶ所残る程度で、ほとんど独楽の文化はなくなってしまったとのこと。特に都会ではほとんど独楽をまわすことはないそうです。

街中の屋台のこま売りのおばさん

観光地でのこま売りのおにいちゃん

ビーだま遊びは やってました

最終日、今回のコーディネートしてくれたNGOに、持参した体験用のこまなどを託しました

 

企業ではなく、ネットで呼びかけた義援金で数ヶ所の倒壊した幼稚園の建設をした、名古屋市出身のみどりさんのブログにおっちゃん達のことを書いてくれているので見てください

http://midorihirota.wordpress.com/tag/earthquake-in-yogyakarta/

ちなみにおっちゃん達をコーディネイトしてくれた、国際交流基金のホームページ は

http://www.jpf.go.jp/j/others_j/news/0702/02-08.html です

 


最初のページに戻る。